自分はいったいいくらの住宅を買うことができるのか。マイホームを買おうとするとき、誰でもが最初に考えることでしょう。その目安として、「購入できるマイホームは年収の5倍まで」というものがある。年収400万円であれば、2000万円まで。年収500万円であれば、2500万円まで、となるわけです。
日本の家に住みたい!海外在住日本人建築デザイナーによる、日本人のための家。ジャパニーズ(アジアモダン)スタイルの家にスパニッシュ・コロニアル様式を兼ね備えた家。アメリカ西海岸で見られます。住宅の外観を中心としたデザインや住む人の生活動線を研究し、どこから見ても美しい家。室内はナチュラルカントリースタイルでツーバイフォー工法ですが、もちろん、在来木造工法でも日本仕様の家ができます。
3000万円のローンを組んだ私は毎月15万円(併用なし)の返済をした。現在の金利水準ならば、同じ返済金で4500万円程度の住宅ローンを組むことができるでしょう。つまり、現在は年収500万円の人が4500万円のローンを組み、頭金を500万円用意すると5000万円の物件を購入することが可能です。 年収500万円で5000万円の住宅が購入できるなら、「年収の10倍まで」が目安ということになる……のだが、これは“多少無理をしたときの目安”です。
西洋形式の家に住みたい!日本人建築デザイナーによる、日本人のためにデザインした家。日本の気候風土に対応した強い日差し・梅雨の高温多湿に対応する屋根付きベランダをOPで設置することもできます。長崎「グラーバー邸」など周囲にベランダを廻らせた西洋館が典型的なもので、元々アジアの植民地で強い日差しを避け、通風をよくするため用いられた形式が起源と言われる家。
安全策をとれば、それよりも毎月の返済額を減らしたい。毎月12万円の返済なら3600万円程度のローンを組むことができ、頭金400万円で4000万円の住宅を購入可能。となると、「年収の8倍まで」が穏便な目安といえます。 年収が800万円なら6400万円の高額物件も無理ではない……。大手企業に勤める人や夫婦共働きの世帯であれば7000万円台の物件も射程圏内ということなのだろう。
地方に住む私たちにとっては参考価格にはなりませんが、今、首都圏の郊外エリアでは、駅に近い場所で、「3LDKが7000万円」という価格レベルの物件が増えている。それらは、価格の高さをものともせず、好調に売れています。その背景には、「年収の8倍までの物件は購入可能」と判定する世帯が増えているということです。地方においても同じことで、安全策をとれば穏便な目安といえる『毎月の返済額を減らしたい』。このような事情があるのかもしれない。
明るいスパニッシュ瓦の家に住みたい!日本人建築デザイナーによる、日本人のためにデザインした家。スパニッシュ・コロニアル様式のルーツは、地中海に面したスペイン南部アンダルシア地方の住居に遡ります。白い塗り壁が特徴の“真白な村”として名高いカサレスの町並みや、セビリア、コルドバに多く見られる花と緑で装飾されたパティオを持った住居等が有名です。1915年、サンディエゴで開催されたパナマ・カリフォルニア博覧会では、スパニッシュコロニアル・リバイバル様式として改めて注目を集め、以後アメリカ南西部を中心に高い人気を集めている建築様式です。周辺で目立つ存在になる美しい家。